フジテレビは30日、同社の笠井信輔アナウンサー(56)が9月30日付で退社すると発表した。今後はフリーとして活動するという。
笠井アナは昭和62年入社。平成11年から情報番組「とくダネ!」に出演している。映画や演劇に造詣が深いことで知られる。
笠井アナは「自分の知識や体験を生かした仕事にさらに携わっていきたいという思いから、退社を決断いたしました」とするコメントを発表し、「とくダネ!」も“卒業”することなどを報告した。
笠井アナのコメントの要旨は以下の通り。
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32年勤めたフジテレビは明るく温かく、かけがえのない実家のような存在です。定年まであと4年、オリンピックはお台場で来年開催なのに、“何故いま、出て行くの?”と皆さんから聞かれます。その答えは“もっと広い世界でしゃべりたい、書きたいから”。趣味が高じて年間約150本の新作映画と約100本の舞台を毎年観ていますが、局アナという立場では制限もあります。自分の知識や体験を生かした仕事にさらに携わっていきたいという思いから、退社を決断いたしました。
この32年、情報番組・報道番組の生放送の仕事を中心に活動し、「とくダネ!」は今年で担当20年、映画紹介番組「男おばさん!!」は19年。局アナとしてこれほど幸せな人生はありません。
フリーになるからには覚悟がなくてはいけないと思い、「とくダネ!」も卒業する決断をしました。特に師匠ともいえる小倉智昭さんとは離れがたく、1年以上前からこの件について相談し、会社には昨年秋、報告しました。
10月以降、まだ仕事は何も決まっていませんので不安がないかといえば嘘になります。今までやれなかったバラエティーや、日本各地でのお仕事、ネットも含めて何でもチャレンジしようと意気込んでいます。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
2019-07-30 07:41:00Z
https://www.sankei.com/entertainments/news/190730/ent1907300008-n1.html
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