
会津三庭園の一つに数えられる会津若松市柳原町の日本庭園「攬勝亭(らんしょうてい)」敷地を宅地にする開発計画が進んでいることが、市や市教委、業者への取材で分かった。宅地開発許可が下りており、敷地を取得した仙台市の不動産業者は準備が整い次第着工する方針。計画は適正に手続きが進められているが、郷土史家は「地域の宝が失われる」として市に次善策を求めている。
業者などによると、開発面積は約三千二百七十平方メートルで十二戸分の宅地を整備する。宅地に至る狭い道路の拡幅も計画している。敷地には茶室とされる建物や幕末の会津藩主松平容保の歌碑などが残るが、現在は荒廃しており、対策を求める声もあったという。業者は宅地と同時に緑地公園を整備する方針で、庭園の名残を残すことも可能になる。
市は昨年十二月、敷地を取得した業者からの開発申請を許可した。文化財となっておらず、埋蔵文化財包蔵地の区域外にあるため、原則として開発に伴う文化財発掘調査などは不要となる。市教委文化課の担当者は「図面を記したり写真を撮ったりして何らかの形で記録を残せるよう業者に協力をお願いしていく」とする。
県文化財保護指導委員の長尾修さん(71)=会津若松市=は「市が敷地を取得し現状を保存するのがベスト。難しければ、調査を実施し記録を取ってほしい」としている。
※攬勝亭 江戸時代初期、会津松平家祖保科正之が名付け、作庭家小堀遠州の流れをくむ目黒浄定が修景したとされる。江戸時代は商家の庭園となった。明治時代以降は複数の民間人が所有した。御薬園(国名勝)、可月亭(敷地内の建物が国登録有形文化財)と共に会津三庭園と称された。
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会津三庭園の一つ 若松 「攬勝亭」宅地に 開発計画進む(福島民報) - Yahoo!ニュース
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