熱海市の観光庭園「アカオハーブ&ローズガーデン」でこのほど、園内の豊富な花々を生かして作っている蜂蜜の採蜜作業が行われた。3月下旬に設置したミツバチの巣箱にたっぷりと蜜がたまり、庭園スタッフらが自然の恵みを実感しながら丁寧に収穫した。
蜂蜜作りは、庭園オリジナル商品を作ろうと、同市の伊豆山みつばち農園(柴崎文子代表)の協力を得て初めて実施した。
園内の標高約250メートルの山中に置いた巣箱には約5万匹のミツバチが生息し、約40日間かけてサクラやラベンダーなどの花蜜を集めた。スタッフらは蜂蜜が詰まった巣板についた蜜蓋(みつぶた)を包丁でそぎ落とし、遠心分離機にかけて約10キロの蜂蜜を採取した。
同園は新型コロナウイルス感染拡大防止のため休園中だが、再開後に園内のカフェやホテルで蜂蜜を使ったスイーツを提供する予定という。担当者は「スタッフが丹精込めて育てたバラがもうすぐ見ごろを迎える。一日でも早く再開できればいいのだが」と話した。
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May 05, 2020 at 06:11AM
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