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いま取り組むべきオンラインイベントの仕組みとは(アスキー) - Yahoo!ニュース

5月29日、YOXO BOXの無料オンラインイベントが開催された。テーマは「新たな変革期に向けたスタートアップの取組支援 ~今取り組みたいオンラインイベントの仕組みを聞く~」。 【もっと写真を見る】

 新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、閉館していたYOXO BOXが6月1日(月)より、営業を再開した。それに先駆け、5月29日(金)にYOXO BOXから配信する無料オンラインイベントが開催された。    テーマは「新たな変革期に向けたスタートアップの取組支援 ~今取り組みたいオンラインイベントの仕組みを聞く~」。第1部では、YOXOBOX支援メニューの紹介、第2部では、イベント・コミュニティサービス「Peatix」を運用するPeatix Japanの横浜サテライトオフィス責任者、畑 洋一郎氏をゲストに迎え、「スタートアップが取り組むべきオンラインイベント」についてのトークセッションがオンライン開催された。   スタートアップが取り組むべきオンラインイベントとは  イベント、セミナー活用プラットフォームサービス「Peatix」は、2011年5月にサービスを開始し、現在の会員は20代~40代をメインに450万人。掲載するオンラインイベントは、ビジネス系やエンタメ系など、3月から累計で15,500件、なんと週に約8万5千人がオンラインイベントに参加するという。Peatix社から、横浜を中心にスタートアップ支援を行っている畑 洋一郎氏に、スタートアップが取り組むべきオンラインイベントと留意点などについて話を聞いた。聞き手は株式会社角川アスキー総合研究所 ASCII編集部のガチ鈴木。   畑氏(以下、敬称略):新型コロナウィルスの影響で、Peatixでもイベントの延期、キャンセルが加速しました。東京のイベント主催者を中心に4月の時点ですぐにオンラインに切り替えましたが、横浜だとまだまだ少ない状況でした。オンラインイベントの開催方法についての問い合わせも多く、Peatixでもノウハウの蓄積、活性化を目的にオンラインイベントを主催することにしました。せっかくの機会ですので、仲間スタートアップ企業の事業を応援したいという気持ちもあり、YOXO BOXに一緒に入居している「スカイファーム社」や以前からお付き合いのある「コードミー社」などの企業とイベントを開催。毎回200~300件申し込みが入るほど好評でした。地域に根差したものでは、横浜ウォーカーの山本編集長と一緒に、神奈川県の飲食店に出ていただくイベントも開催しました。   ガチ鈴木:色々な方がオンラインイベントを試行錯誤して、Zoomで参加したり、YouTubeでアーカイブ視聴したり、フォーマットはある程度かたまってきているような気はしますね。   ――リアルイベントとオンラインイベントの違いは?   畑:オンラインは、イベントの目的を明確にしないと伝えたいことが伝わりづらいです。オフラインでは、熱量が伝わりやすく、参加者の表情やコミュニケーションがとれるため、満足感が得られやすい。一方、オンラインの場合は、どうしても集中できる時間が限られてきます。展示会のように1日中開催することもできません。「新規顧客の開拓をしたい」、「既存顧客の満足度を高めたい」など、目的を明確にした上で、どんな情報発信をするかを決めることが重要です。お客様1人ひとりと会うことは出来ないので、顧客との接点を増やす手段としてイベントを活用することも大切です。    オンラインでは、主催者と参加者、参加者同士がコミュニケーションをとりづらいという課題はありますが、オフラインイベントの開催が難しい状況の中で、オンラインの良さにフォーカスした方がいいと思います。今回のイベントも100名ほどの申し込みがありました。たとえばオフラインイベントだと、40名ほどしか会場のキャパがなかったものが、オンラインであれば倍以上の人数に発信できるというのはメリットだと思います。なおかつ、横浜で開催する場合は、参加者は横浜近隣の人がメインになってしまう。横浜のスタートアップに興味がある、東京や他府県の方にも情報発信できるメリットはかなり大きいと思います。実際、5月に開催されたスタートアップイベント参加者のうち、半分は神奈川。残りは東京と他府県の人でした。その中で、「このようなイベントに参加できてよかった」など、反響が大きかったのは、他府県の人でした。   ガチ鈴木:イベントというと、東京一都集中。情報格差が課題と言われるけれど、この状況で情報格差が一気に無くなる雰囲気が出ていますよね。熱量やコミュニケーションに対して実現出来ていないところや、オンラインで出来ないことはまだまだたくさんあると思いますが、試行錯誤している段階でしょうか。   畑:エンタメ系は別ですが、ビジネス系は、熱量を伝えるというのは限界があります。熱量が出しにくいものは、テーマを明確にして、短時間で発信してあげると視聴者は学びが多い。私もオンラインイベントにかなり参加していますが、オンラインの方がちゃんと話を聞いてもらえている実感があるので、そこの良さをどれだけ磨くかです。   ――オンラインで盛り上がる要素とは?   畑:アーカイブでいつでも視聴できるやり方もありますが、ライブ配信の良さはインタラクティブに出来ること。チャットを使って質問を受けたり、ツイッターでハッシュタグを設定してタイムラインで確認できるようにするなど。オンライン上でどうつなげていくかが鍵になります。あとは、テーマ設定が大事。広いテーマより、もう一歩踏み込んでテーマを絞った方が面白いイベントになる実感があります。   ――スタートアップが取り組むべきイベントは?   畑:リードジェネレーションのイベントは、単純にやってもなかなか見てもらえない。オンラインイベントは、なんでもできてしまうので、今、ものすごく乱立しています。オンライン疲れがそろそろでてくるでしょう。どれだけイベントのテーマを尖らせるか、面白く立て付けできるのかが大事だと思います。あとは、参加者の期待値をきちんと確認することも重要です。事前にアンケートを書いてもらい、参加者がどんな話を聞きたいかを把握し、イベントに参加している方が満足してもらえる様に設計するのが重要だと思います。    いずれにせよ、スタートアップは積極的にイベントをやった方がいいと思います。地方の方が認知されるいい機会です。回数を重ねるごとに、準備した方がいいものなどが見えてくるので、まずは一回やってみることです。Peatixは、Zoomと連携しているので、Peatixで告知して、Zoomで配信すれば簡単にイベントが開催できます。ビジネスとして有料のイベントをやっていく方は別として、無料イベントを提供する方は、そこまで高い演出は求められませんので、難しく考えなくていいと思います。   ガチ鈴木:今日スタートアップの会社のアプリを畑さんに紹介していたんですが、それをクローズドにしないで、zoomなどで流してイベント化することもできますよね。スタートアップが周知しやすい環境になったように感じます。   畑:アプリをダウンロードしてもらうのはすごく大変なことです。アプリダウンロードに広告費を投下している企業も多いかと思います。イベントでアプリを案内すれば、その場で参加者がすぐにダウンロードしてくれます。こんな素晴らしいことはありません。   ――過去のイベントについて   畑:以前、香り×テクノロジーの会社「コードミー」と一緒にイベント開催したところ、他の企業から、「こんな取組出来ないか?」「開発系の事を一緒にできないかと?」という相談が数十件届きました。   ガチ鈴木:オフラインのイベントや勉強会では、ハックのような形で名刺交換をしている方がいますが、オンラインでも別のハックの仕方がありますよね。   畑:リアルなイベントでは、登壇者と名刺交換できても、実際に取り組みにつなげている人はそう多くないと思います。ただの名刺交換でおわっていますね。オンラインイベントでも、本当に何かやりたい・取り組みたい熱量の高い参加者もいらっしゃいます。その方々から連絡がもらえるように問い合わせ窓口や事後アンンケードなどを作る事が大切です。オンラインでの参加者同士のつながりは限界があります。つながりを創出したいのであれば、少人数にしてオンラインワークショップを実施するなど、使い分けをした方がいいでしょう。   ガチ鈴木:今は多くのイベントがあり、選択肢が増えていて、今後は自分に合うイベントに出会うということが大切になってくると思います。的確な物を自分で見抜き、吸収して次につなげていくことが重要です。   横浜のスタートアップ支援を紹介  またイベントの前半では横浜市経済局により、スタートアップ向けの支援制度や、YOXO BOXでの取り組みが紹介された。(5/29時点の情報)。 1.横浜市スタートアップ企業支援一時金 コロナにより影響を受けているスタートアップ向けに、一事業者につき一時金10万円を交付。 対象:平成31年3/2から令和2年4/28までの間に創業し、本社などが横浜市内、本市で継続的に事業を行う意思のあるITやライフサイエンス分野などのスタートアップ企業。詳細は、横浜市スタートアップ企業支援一時金まで。   2.YOXOアクセラレータープログラム(6月中募集開始) With/afterコロナ時代に向けたイノベーションをテーマに、メンタリングや、他のパートナー企業・支援者などとの連携・協業の機会を提供し、スタートアップを支援。 対象:3年程度の間に横浜市内への立地や企業を検討している又は、現在市内に立地している企業、チーム。YOXO BOXの趣旨に合致した成長性の高いビジネスモデルなどを有しているチーム。   3.YOXOイノベーションスクール 起業希望者を対象にしたビジネス講座。(全11回)コミュニティー作り、ビジネスプランの作り方、資金調達・資金計画の立て方などを指南。   4.横浜ベンチャーピッチ 資金調達先や連携する企業などビジネスパートナーとのマッチング。2020年8月、11月、2021年2月に開催予定。   5.イノベーション創出のための交流・ビジネスイベント 当面の間はオンラインで開催予定。(参加費無料)   6.専門家による個別相談窓口 オンライン、またはYOXO BOXにて、スタートアップ支援の専門家に相談可能。(無料)   文● 岡のぞみ 編集●ASCII STARTUP 撮影●曽根田元

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June 19, 2020 at 07:00AM
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