
新型コロナウイルス感染症に伴うイベントの参加人数の制限を、県が10日に「1000人以下」から「5000人以下」に緩和したことを受け、県内のスポーツ、イベント関係者は観客動員に向け準備を進める。一方、東京都の感染者数急増などを受けて「自粛ムード」は根強く、イベントの「全面解禁」は当面先となりそうだ。
18日に開幕戦を控えるサッカーJFLのいわきFC。観客の人数制限は緩和されたものの、当面はJFLの方針から無観客試合が続く見通し。観客を動員するのは、9月にいわき市で開かれるホームゲームからとなりそう。
JFLは、観客動員開始後の入場者数を当面、スタジアム収容可能人数の50%に抑える方針。いわきFCはそのほか、消毒の徹底や検温の体制整備など、9月に向けて準備を進める。担当者は「スタッフの確保など調整する内容は多い」と話す。
観客の声援がスタジアムに響くのは当面先だが、選手たちは変わらず開幕に照準を合わせ調整を進める。選手会長のMF平沢俊輔選手(26)は「多くの人が待ち望んだ試合。元気を与えられる戦いをしたい」と力を込める。
県内のイベント業界も、当面は状況が変わらなそうだ。
県内のイベント企画会社などでつくる県舞台照明音響事業者協議会長の安斎友国さん(43)は「許容人数が増えたからと言ってすぐに開催イベントが増えるわけではない。まだまだ見通しが立たない状況は続く」と、人数制限の緩和を冷静に受け止めている。
同協議会が加盟15社に対して行った調査では、5月までにコンサートやイベントなどのキャンセルが数百件に上った。安斎さんによると、人数制限緩和後も、新しく大規模なイベントが開催される展望は見えないという。「新型コロナがきちんと収束しなければ、イベント自粛の風潮は変わらない」
業界では、感染リスクを抑えた形での開催を積極的に提案するなど、顧客の理解を得ようと取り組んでいるが、安斎さんは民間では限界があると感じている。「自治体などが先立ってイベントを開き、感染対策を万全にしたイベント開催の在り方を示してほしい」と行政に後押しを求める。
連絡先登録、払い戻し対応
イベント人数の制限緩和に合わせて、政府は来場者や主催者が留意するべき点をまとめている。
来場者には、マスクの着用やこまめな消毒、スマートフォンの接触確認アプリの導入、主催者からの連絡先登録のお願いに応じるよう促す。主催者側には、来場者への検温の実施と、熱がある人の入場を拒んだ場合の払い戻し対応を決めておくよう求めている。
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July 15, 2020 at 07:53AM
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