東京都庭園美術館の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート！(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)
東京都庭園美術館ってどんなところ？建物自体が美術品！
東京都庭園美術館は、1933年(昭和8年)に朝香宮邸(朝香宮夫妻の自邸)として建てられた。アール・デコ様式の本館自体が美術品といえ、その空間を活かした展覧会会場、そして緑豊かな庭園が調和したユニークな美術館として、1983年(昭和58年)に開館。近年は新館の改築、庭園の改修、本館エレベーターの設置、レストランの新設などリニューアル工事を行い、2018年(平成30年)に総合開館した。また、本館は後世に伝えるべき名建築として、2015年(平成27年)には、国の重要文化財に指定された。
【見どころ・イベント】約90年前の最先端技術を目の当たりにしよう
旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)は、フランス直輸入のアール・デコ様式を今日まで正確に留め、昭和初期の東京における文化受容の様相をうかがうことができる貴重な歴史的建造物として、国の重要文化財に指定されている。日仏のデザイナー、技師、職人が総力を挙げ、共同で作り上げたこの邸宅には、約90年前の最先端かつ一級品の技術・素材がふんだんに用いられている。天井・照明・壁面・床などすべてに見どころが散りばめられている。なお、2020年10月17日から2021年1月12日(火)までの期間は、“人間と自然との関係性を問い直す”展覧会「生命の庭ー8人の現代作家が見つけた小宇宙」を開催。絵画・彫刻・映像・インスタレーションなど個性豊かな作品の数々が展示される。
【グルメ】カフェとレストランで食事が楽しめる
美術鑑賞のあとには、新館1階「cafe TEIEN」で、緑豊かな庭園を眺めながら語らおう。「cafe TEIEN」の店長によると、メニューは「『具だくさんミネストローネ』(1000円)や『海老グラタン』(1500円)が人気です」とのこと。和スイーツや緑茶など日本を感じる和風メニューも楽しめるカフェだ。また、正門横のレストラン「Du Parc」は、南青山のフランス料理の老舗、ロアラブッシュの姉妹店で、シェフが腕によりをかけたメニューを堪能できる。ランチコースは2700円。前菜・スープ・メインにデザートとドリンクも付くのがうれしい(ランチとディナーは電話またはオンラインで予約受付可。詳細は公式サイトを要確認)。
【お土産】東京都庭園美術館のオリジナルグッズをチェック！
東京都庭園美術館には、新館にミュージアムショップ「リュミエール」があり、オリジナルグッズや展覧会グッズ、図録や芸術関連書籍が購入できる(一部商品は、インターネットでも購入可)。人気は、同館オリジナルのグッズ「マーキングクリップ」(2種類/各500円）、「マグネットバッジ」(3種類/各619円)などだ。
【混雑情報・回り方】土日祝は混雑することも。人気のワークショップもあり
広報担当者によると、混雑状況は「展覧会や天気によって異なるのですが、平日よりも土日祝日のほうが混雑する傾向があります」とのこと。定期的に実施している茶室「光華」(重要文化財)の茶会やお茶のワークショップは毎年人気が高く、すぐに定員に達してしまうことがあるそうだ(事前予約制。今後の予定は公式サイトで案内)。また、鑑賞のための所要時間は、展覧会ごと、また個人によって異なるが、30分から1時間ほどになるという。
【料金】入館料金は展覧会によって異なる
入館料は展覧会によって異なるので詳細は公式サイトの展覧会ページを確認しよう。庭園のみの入場料は一般税込み200円、大学生税込み160円、中・高校生・65歳以上税込み100円(※有料入場者20名以上での来館は団体予約可 ※都内小・中・高校生を教師が引率して来館する場合、入場料無料。事前の承認が必要)。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を持つ人とその介護者2名は無料。
【アクセス】最寄り駅は目黒駅！有料駐車場もある
電車の場合は、JR山手線「目黒駅」東口、東急目黒線「目黒駅」正面口より徒歩7分で到着。都営三田線・東京メトロ南北線「白金台駅」1番出口からは徒歩6分だ(※白金台駅のエレベーターは2番出口を利用)。車の場合は、首都高速2号線「目黒出口」出てすぐ、「庭園美術館西」交差点を左折する。白金台方面からの場合、右折で入ることができないので、その先の「上大崎」交差点で右折し、そのまま右折レーンに入って次の「庭園美術館西」交差点で右折する。駐車場(有料。普通自動車1回税込み1500円)は、美術館の敷地内にあり、正門で警備員による案内がある(※レストラン利用のみの人は駐車場利用はできない)。
【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・来館には、原則としてマスクの着用及び検温を義務付けています。正当な理由なくマスク着用及び検温に応じない場合や、検温の結果37.5度以上の発熱が見られる場合、また明らかに体調不良と思われる人については、入館をお断りします。
・建物内への入場人数を一定数に制限しています。混雑の状況によっては屋外で入場を待つ場合があります。(入場制限の状況については、公式サイトやSNSなどでお知らせします）
・建物の特性上、接触機会の減少及び回避措置を取ることのできない一部の展示室や設備の公開・利用を休止します。現在公開している場所、利用できる施設などについては、公式サイト別掲「公開・利用可能状況」を確認してください。
・団体で入館の場合は、原則事前予約が必要となります。
・シルバーデーおよび家族ふれあいの日の割引については、当面の間中止します。
・美術館および庭園鑑賞にあたって、ソーシャル・ディスタンスの確保として長時間同じ場所に留まることは避け、ほかの方との距離を、2メートルを目安に保って鑑賞してください。
・建物内での会話は必要最小限度に止め、大声を出したり、マスクを外しての発声は止めてください。
・写真撮影本館およびギャラリー内での写真撮影は可能ですが、同じ場所での長時間の占有などにより室内に過密状態が生じる場合には、係員が声をかける場合があります。
・コインロッカーおよびエレベーターは通常どおり利用できますが、設備の特性上ウイルスに感染するリスクを排除することができません。自身の判断において利用するとともに、使用前、使用後の手指消毒などにご協力ください。
・庭園内においても、マスクの着用、ソーシャル・ディスタンスの確保など、感染拡大防止にご協力ください。庭園内におけるジョギング、ウォーキングなどの行為は、ほかの来館者の迷惑となるので禁止しています。また、混雑状況によっては入場制限をする場合があります。
・来館者、スタッフが発症した際は保健所と適切に連携して対応するとともに、必要に応じ公式サイトなどでお知らせします。(念のため、来館日時を記録しておくことを推奨します)
・スタッフは毎日検温を実施し、健康状態を確認しています。
・スタッフはマスクを着用しています。
・館内の清掃・消毒・換気を徹底しています。
・施設出入口などにアルコール消毒液を設置し、案内カウンターに飛沫防止用のビニールカーテン(またはシールド)などを設置しています。
・多くの人が触れる箇所は、適宜アルコール消毒を行い、トイレのハンドドライヤーは使用を禁止しています。
・状況により予定が変更となる場合があるので、公式サイトやSNSで最新の情報を確認のうえ来館してください。
取材・文＝平井あゆみ
＜施設情報＞
住所：東京都港区白金台5-21-9
アクセス：【電車】都営三田線・東京地下鉄・東京メトロ白金台駅から徒歩6分。JR・東急目黒駅から徒歩7分【車】首都高速道路2号線目黒インター出口から約1分
営業時間：10:00～18:00 最終入館17:30 展覧会準備期間中は庭園のみ入場可 ※混雑時は入館制限実施の場合あり
定休日・毎月第2・第4水曜(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始
駐車場：7台 普通自動車 1500円/1回
料金：有料。入館料：展覧会によって異なる。 庭園のみの入場料：一般200円、大学生160円、中・高校生・65歳以上100円 ※有料入場者20名以上での来館は団体予約可 ※都内小・中・高校生を教師が引率して来館する場合、入場料無料。事前の承認が必要
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※2020年10月時点の情報です。
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December 13, 2020 at 03:15PM
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