コミュニティ「瀬戸内かわいい部」が5月30日、オンラインイベント「せとかわデニムサンクスマルシェ~ありがとうのその先~」を開いている。
「瀬戸内かわいい部」は2018(平成30)年8月、瀬戸内のかわいいものを「#せとかわ」を付けてSNSで発信し、魅力を伝える活動をスタートした。梅崎泰佳さん、南裕子さん、妹尾佳子さんの岡山県出身の女性3人で発足した。
同団体は昨年3月、「EVERY DENIM(エブリデニム)」(倉敷市児島市唐琴町)とコラボレーション企画として「せとかわデニムプロジェクト」を立ち上げた。子ども向けワークショップやイベント主催をする「YOKARO」のゆゆさんや「itsuka glass works」のガラス作家・伊藤愛香さんなど16人のプロジェクトメンバーが集まり、1年限定のプロジェクトがスタート。同団体が「かわいい」や「欲しい」を提案し、エブリデニムと一緒に作る方法を考えるというスタイルで、デニム商品の生産時に出る端切れやB級品の反物を活用してオリジナル商品「瀬戸内デニムピクニックシート」を作った。
プロジェクトリーダーの南さんは「オリジナル商品はイベントやマルシェに出店し販売する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大でイベントは中止となり、プロジェクトの集大成をどうするかを考えた結果、オンラインマルシェを開催することにした」と話す。
イベント特設サイトでは現在、エブリデニムのインディゴ染め体験チケット(3,000円)、鈴木ヘレンさんの写真集「Hikari no kaori」(1,100円)、ミネラルの「ピクニックを楽しむおやつボックス」(2,000円)、YOKAROの「瀬戸内デニムのランチョンマット」(600円)、kami/(紙一重)の「デニム封筒とコットンのカード」(1,500円)、備前焼作家・藤田祥さんの「角板皿carré」など15店が販売する。
最終日の6月7日は、ライブ配信「まるっと8時間リレーピクニック」を行う。ピクニックを岡山の文化にするためスポットやテークアウト商品の紹介をする「岡山ピクニッククラブ」の田上超規さんや、篠原テキスタイル(広島県福山市)の篠原由起さんなど出店者とのトークの時間を設ける。
「瀬戸内デニムピクニックシート」は、全10種類。篠原テキスタイルの倉庫にあった青・グレー・黒の色も触り心地も違うデニム生地を使う。浦上染料店(倉敷市児島下の町1)が「子どもがジュースをこぼしても平気なように」という瀬戸内かわいい部の思いから、水をはじくテフロン加工を施した。デニムを織る機械によって幅が違うことから商品もサイズが異なる。ピクニックシート同士をペグでつなげられるよう小さなループ(輪)を付けている。商品のネーミングは、エブリデニムが運営するホステル「フロート」から見た瀬戸内海と空のグラデーションを言葉にしたもの。B級反物を使っているため全商品、再生産はできないという。
南さんは「『私たちはどこへだって行ける』を合言葉に進めたプロジェクトは、ピクニックのワクワクする気持ちと何にだって挑戦できる強さをくれた。1年前に思い描いたより多くの人のつながりができたことに感謝の気持ちを伝えつつ、次はどこへ行けるのか考えてみたい」と話す。
特設サイト公開は6月7日まで。
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May 30, 2020 at 10:00AM
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岡山・「瀬戸内かわいい部」デニムプロジェクト終了イベント ピクニックシートの販売も - 岡山経済新聞
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